研究会情報

団体名

αシステム研究会

会長

αシステム研究会会長   

会長メッセージ

建設業就業者数の減少・働き方改革に伴い、生産性向上は喫緊の課題です。その解決策の一つとしてICT(情報通信技術)の活用があります。ICTの活用は、現場作業の自動化・簡素化により現場に配置すべき人員を削減しつつ、安全と品質確保を可能にします。また、国土交通省では、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組であるi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めています。

「αシステム」は、施工で用いる振動ローラーの加速度応答が地盤の締固め状況に応じて変化する現象を利用して、転圧中の振動ローラーの加速度データからリアルタイムに地盤変形係数や密度を自動判定するシステムです。施工面全体を定量的に管理できるため、従来のサンプリング管理手法に比べ、効率的で高精度な盛土の品質管理を行うことができます。つまり、「αシステム」は、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」の中で、品質管理手法として活用できるシステムです。

αシステム研究会は、2007年5月に発足し、今までに、関西国際空港2期空港島埋立工事、羽田国際空港D滑走路再拡張工事、第二東名高速道路工事、東日本大震災の復興工事、新名神高速道路工事等で「αシステム」を採用いただいています。2019年3月末までに199件の工事で採用されました。

当研究会は、引き続きαシステムの技術について研鑚、普及に努め、重要な社会インフラを支える地盤の品質管理を通じて社会に貢献してまいります。

今後も皆様の期待に応えるシステムを提供するよう努力してまいる所存です。

目的

当研究会は、振動ローラ加速度応答法による締固め管理技術「αシステム」の普及、技術の向上ならびにその健全な発展に寄与することを目的としています。

設立

平成19年5月1日 設立

事務局

〒162-0832 東京都新宿区岩戸町18番地 日交神楽坂ビル
  TEL 03-3235-7515 FAX 03-3235-7515

  URL:http://www.alfa-system.jp